ホーム開幕の札幌が先手を奪った。

 前半41分、MF宮沢裕樹(26)から右サイドのFW都倉賢(29)につなぐと、そのままドリブルで持ち込みゴール前にクロス。左サイドから走り込んだFWジュリーニョ(29)が、左足で押し込み先制点を挙げた。前半は札幌が、1-0リードで折り返した。

 後半4分、愛媛はFW瀬沼優司(25)のゴールで同点に追いついた。札幌は後半47分、DF福森晃斗(23)の左クロスをジュリーニョが頭で合わせるも、愛媛GK児玉剛(28)がゴールラインぎりぎりで止めノーゴール。試合は1-1のドローで終わった。

 札幌は勝ち点4とし四方田修平監督(42)は「素晴らしい雰囲気をつくってもらったのに引き分けに終わり残念。でも攻撃ではいい場面もあったし、シーズン通して成長していくことが大事」と話した。

 愛媛は開幕3戦連続引き分けも、木山隆之監督(44)は「いい時間に1点取れたので、このまま仕留められるかと思ったが、できなかった。でも、ここまで強い相手から勝ち点1を取れているので、悪くはない」と前向きに話した。