ホームの山形が先手を取ったが、追い付かれドローに終わった。

 前半11分、山形MF伊東俊(28)の右クロスを札幌GKク・ソンユン(21)が弾き、こぼれ球を山形MF汰木康也(20)が押し込み先制。同37分、雷のため、1-0のまま、一時中断となった。

 39分間の中断後、ゲーム再開。後半14分、札幌はFW都倉賢(29)の右クロスを途中出場のFW内村圭宏(31)が押し込み追い付いた。札幌は後半38分にMF小野伸二(36)が7戦ぶりに出場しチャンスをつくったが、逆転はできなかった。

 8戦未勝利の山形石崎信弘監督(58)は「相手がメンバーを変えたところで後手に回ってしまった。だが、出場停止の選手がいる中、伊東や汰木ら、初先発の選手は、良さを出してくれた」と話した。

 5戦ぶりドローの札幌四方田修平監督(43)は「引き分けは残念たが、勝ちに行く姿勢を出せたのは良かった」と振り返った。