仙台は今日25日、アウェーで第1S最終節で磐田と戦う。現在チームは4連勝中と絶好調。目指すは11年以来の5年ぶり5連勝ただ1つ。この試合に出場すればJ1通算200試合出場を達成するDF石川直樹(30)は誰よりもこの一戦に燃える。

 「負ける気もしない」。石川直はあっさりと強気な言葉を言い放つ。苦しんだ昨季からのチームの成長を肌で感じ、手応えと自信がみなぎる。「良い時の感覚を感じるし、よく回ってるなとも思う」。柏戦で負傷交代したMF三田に代わり入ったMF藤村の好プレー、甲府戦で4戦ぶりに先発しアシストを決めたDF蜂須賀の名前を出し「11人だけでなく誰が出ても自信を持ってやれている」と胸を張る。

 湘南戦で始まったメモリアルゲーム連戦。第3弾も勝利で飾り「個人としても初の5連勝をしてみたい」。渡辺監督も「おとこ気のある人間」と太鼓判を押し「スマートな顔をしているが闘志を出し戦ってくれる。今回も勝利でお祝いしてあげたい」と背中を押す。石川直は「ヨンギさん(梁)、シンゴさん(富田)が通過していったように250、300戦と行けるように。そのための200戦ですから。自分も続けるように頑張りたい」。梅雨を吹き飛ばし、爽やかに勝ってみせる。【成田光季】

 ◆仙台対磐田データ 通算成績は2勝7分け3敗。アウェーでは1勝3分け2敗。リーグ対戦は13年10月5日△1-1以来約3年ぶりで、03年11月8日●0-1以来8戦不敗中(2勝6分け)。過去はDF菅井が2得点、FWウイルソンとMF梁がそれぞれ1点をマークしている。