磐田はホームで大宮と対戦し、1-1で引き分けた。後半20分、MFアダイウトン(25)の右クロスをFWジェイ(34)が頭で決めて先制。名波浩監督(43)が初めてツートップを採用し、狙い通り2人が活躍した。だが、同35分には同点弾を許した。今季J1にともに昇格した大宮と、J2で対戦した昨季からリーグ戦4試合連続引き分け。J1通算350勝はお預けとなった。
新布陣の磐田が“超攻撃的”スタイルを見せた。14年シーズン途中、名波監督が就任して以降、初めてツートップを採用。トップ下のMF小林祐希(24)を中心に、FWジェイとMFアダイウトンの強力コンビがチャンスを作った。
前半7分、MF川辺駿(20)のパスからMF太田吉彰(33)が右クロスを入れた。1度はクリアされるが、MFアダイウトンが粘ってシュートを放った。相手GKにはじかれるも、再び拾ってシュート。クロスバーをたたいて先制弾にはならなかったが、3バックのDFパパドプーロス(31)も積極的に上がってクロスを入れるなど、分厚い攻めを重ねた。
試合2日前の紅白戦で、ツートップ布陣を試行。「ツートップでやるんだ」と選手たちに驚きが走った。練習後には主力組が集まって守備でのボールの追い方などを確認。初布陣にも適応し、臨んでいた。
そして、外国人ツートップが、歓喜のハイタッチを交わす時が来た。後半20分、アダイウトンがフリーで上げた右クロスにジェイが高い打点のヘディング。エースのリーグ戦13試合ぶりの今季7得点目で、先制した。ベンチでは名波監督もスタッフと抱き合い、チームで得点を喜んだ。
だが、同35分には大宮に左サイドを崩され失点。その後も猛攻を受けながら、体を張った守備で追加点を防いだ。今季J1に昇格したライバルと、昨年から引き続き4試合連続の引き分け。名波監督は「決着をつけたい」と話していたが、因縁の相手にまたも勝てず、J1通算350勝は持ち越しとなった。【保坂恭子】



