J2札幌の三上大勝GM(44)と四方田修平監督(43)が8月31日、札幌・宮の沢のクラブハウスで、来季の強化も含めた意見交換を行った。既にクラブは続投方針を固めており、指揮官も前向き。正式オファーは10月末を見込むも、体制継続は確定しており、リーグ優勝だけでなく17年のJ1残留を念頭に置き1時間弱、今後のチーム展望について話し合った。

 三上GMは「個別の選手について、来季以降も見据えて、こういう部分を強化した方が良いのではというような考えを伝えた。今から昇格したときのことも考えないと、上がってからでは遅いので」と説明した。監督自身は、この日の話の内容について明言を避けたが、昇格後の強化方針について、クラブと共通認識を持つことは不可欠。早い段階から回数をかけて意見を出し合い、昇格後のビジョンを固めていく。

 クラブでは来季コーチ陣に関しても監督の意向を尊重する方針。さらに同GMは「昇格が近づいたら、具体的な条件まで、しっかり提示できるように準備したい」と昇格のタイミング次第で、正式オファーを前倒しする意向も示した。