浦和が悲願の10年ぶり国内タイトルを手にした。ここ数年、リーグ戦、天皇杯の優勝を懸けた大一番で敗れ続けてきた因縁の相手、G大阪との決勝戦は1-1のまま延長戦、さらにはPK戦にもつれ込んだ。

 FW興梠が優勝経験者として言葉で優勝を“アシスト”した。0-1で折り返したハーフタイムのロッカールーム。「守備はこれ以上点入れられなければ絶対FW陣が1点取るから取りあえず耐えててくれ」と仲間を鼓舞した。120分フル出場し、PKも決めて存在感を示した。鹿島時代に数多くのタイトルを手にしてきたが「今回は特別にうれしかった」と喜んだ。