今季からJリーグの有料放送を手掛ける英動画配信サービスDAZN(ダ・ゾーン)が20日、東京・JFAハウスで会見し、試合中継概要を説明した。
月額1750円でサービスを提供するパフォーム・グループ日本法人のジェームズ・ラシュトンCEO(38)と、Jリーグ村井満チェアマン(57)が出席。昨季までJ1で6台だったスタジアム中継カメラ数を9台に増やすと発表(J2は6台、J3は4台)。毎節の注目試合は最大16台とする計画などが公表された。増設し、従来にない角度から撮影することでゴール前の迫力や試合の臨場感をより多く伝える狙いといい、ラシュトンCEOは「欧州の主要リーグと比べても遜色ない質の中継を提供するため、制作クオリティーを高めていく」と説明した。
また、DAZNがインターネット接続サービスのため「PCやスマートフォンの小さな画面ではなく、テレビの大画面でも見られるのか」と、多くの問い合わせがあるテレビ視聴の可否についても、ラシュトンCEOが「(2月25日のJ1)開幕までに主要テレビメーカーで見られるようになる」と約束。ネット対応型スマートテレビのほか、動画配信サービス機器やゲーム機などを介せば、テレビに試合を映して従来通り視聴できることを強調した。
J1、J2、J3の全1043試合を毎週土曜日、日曜日に生中継。全試合のハイライト番組に加え、金曜日にはプレビュー番組、月曜日には詳細に振り返るレビュー番組も配信する。1チャンネルでJ1~J3の全ゴールシーンが見られるライブ番組も、シーズン後半のサービス開始を目指して開発中と明かされた。
見逃し配信に関しても言及があった。現段階では試合後30日間とされており、期間を過ぎると視聴できなくなる。この点について、ラシュトンCEOは「もっと長くしてほしいという要望があれば、今後、例えば90日間、120日間と延長することも考えていきたい。ダウンロードしてもらい、1年間は視聴可能とする仕組み等も検討したい」と話した。また、昨年末に鹿島の準優勝で盛り上がったクラブW杯など、新たな放映権の獲得についても「積極的に拡大したい。ただ、権利を獲得できたとしても、月額料金は1750円を維持したい」と語っていた。
国内スポーツの放映権契約では過去最大となる、パフォーム・グループとJリーグの10年総額2100億円の契約は2月1日から。新たなJリーグ観戦環境が定着するか、注目される。



