J1仙台MF野沢拓也(35)が新布陣「3-4-3」に手応えをつかんだ。仙台は宮崎キャンプ2日目の15日、ポゼッション練習などをこなした。

 新布陣では主に1トップでプレーする。「非常にやりがいもありますし、みんなが成長していく。楽しみなシステム」と意欲的だ。新布陣で臨む開幕戦(25日・札幌戦)に向けて、「いよいよだな。待ち遠しい」と意気込んだ。

 この日の野沢は、GKのスローイングからゴール前まで3人組でビルドアップを図る練習など、ハードなメニューをこなした。渡辺晋監督(43)は「技術のある選手が走れる」と、その練習姿勢を高く評価した。「厳しいポジション争いの中にいると本人も自覚していると思う。昨年の今頃は開幕スタメンに絡めないところにいた。今年は積極的に動けているのは目に見えて明らか。鹿島でやってきたことをチームに還元して欲しい」と、大きな期待を込めた。