空前絶後のハイテンションプランで観客増&上位進出! 北海道コンサドーレ札幌が、今季のホームゲームにお笑い芸人サンシャイン池崎(35)を招くプランが27日、浮上した。本拠開幕の11日セレッソ大阪戦は2万1760人を動員も、初勝利の18日サンフレッチェ広島戦は9000人減の1万2624人まで落ち込んだ。J1残留へ向けた上昇ムードをつくるため、池崎の絶叫と熱いキャラクターを取り込み、集客アップにつなげる。

 道民を愛し、道民に愛されたJクラブ「コンサドーレ札幌」が“すべての笑いの生みの親”池崎と融合し、超絶怒濤(どとう)のホームゲームをつくり出す。クラブでは既に観客動員増へ、複数プランを検討中。池崎案に関してクラブ関係者は「確実に盛り上がる。新たな策として用いることができればよいが。貪欲にいろいろな手を考えていきたい」と話した。

 チームは開幕4戦で1勝1分け2敗、現在13位と昇格年としては順調なスタートを切った。だが懸案は観客数だ。11日のホーム開幕C大阪戦は2万1760人を動員。これは第3節9試合中4位と健闘も、初勝利の18日広島戦は伸び悩み、1万2624人まで落ちた。これは第5節9試合中7番目。試合では上々の結果を出しながら、なかなか数字には表れていない。

 「常に何かを考えていかないと」と関係者。前回J1の12年は、結果的に最下位で降格したが、リーグ序盤の観客動員は高水準を保っていた。3月10日のホーム開幕磐田戦が開幕節9試合中2位の2万5353人、2戦目の3月24日浦和戦は第3節トップの2万192人。5年前と比較すると、本拠2戦目でいきなり1万5000人を割った今季は、出だしでつまずいた格好になっている。

 その差を埋めるキーマンが池崎になる。試合前、高めのテンションで飛び出し、最後はスタンド一体での絶叫「イエーーイ! ジャスティス!」で締める。極限まで気持ちを高めたサポーターの大声援が、勝利を後押しすることになる。17日にはアポなしでお笑い芸人サンドウィッチマンが練習場の宮の沢を訪れ選手を鼓舞した。芸能界からも「札幌の顔」として一目置かれるブランド力を生かし、売れっ子芸人を“補強”する。