北海道コンサドーレ札幌のMF荒野拓馬(23)が29日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でブレーク中の日本代表FW久保裕也(23=ヘント)との交流を披露した。同じ94年生まれで、世代別代表のチームメートとして、親交を深めてきた。「ちょいちょい連絡を取り合っていて、仲の良い選手。『早く、こっちに来い』と言われているので、一緒にプレーできる舞台に立てたら」と奮起を誓った。

 前日28日に行われた日本対タイも、しっかりとテレビでチェックした。「日本の新エース」と言われるまでに成長した久保の姿に「裕也は得点力もあるし、うまい。見習いたい」。自身は慢性的な股関節痛で出遅れたものの、今月11日のホーム開幕戦では目標としていたベンチ入りを果たし、15日のルヴァン杯では90分フル出場。得点こそ逃したが、決定的な場面にも絡み「もう少し結果を出せるように頑張りたい」と意気込む。

 次の目標は、リーグ戦でのJ1初先発だ。「スタメンを勝ち取って、それを渡さないようにしたい」。盟友と共闘する日を夢見て、まずは札幌で絶対的なレギュラーを目指す。【中島宙恵】