セレッソ大阪がDF丸橋祐介(26)の推定65メートル弾で勝ち点3をもぎ取った。

 0-0の後半34分。GKからボールを自陣左サイドで受けた丸橋は、一気に前線へロングフィード。FWリカルド・サントス(30)が必死に伸ばした右足をわずかに越える。しかし、相手GKの前でワンバウンドしたボールが、そのままゴールに吸い込まれた。

 「(こういうゴールは)今までないですね。ちょっと大きいかなと。喜んでいいのかも分からなかったけど、みんな来てくれたので喜びました」

 ラッキーボーイは4日前はアンラッキーボーイだった。6日のリーグ柏レイソル戦。クリアしようとしたボールが、相手FWクリスティアーノの左腰に当たり、はね返りがそのままゴールに吸い込まれる。それが決勝点。「その日はだいぶ落ち込みました。でもいつまでも落ち込んでいられないと、切り替えられた」。4連勝神戸に勝ち点1差のまま食らいつく、大きな勝ち点3をもたらした。