<ナビスコ杯:大分2-2広島>◇3日◇予選リーグA組◇九石ド

 ホームの大分が果敢に攻めた。中でも、初めて同時先発した大分ユース出身の同期3人、MF清武、小手川、井上が奮闘。前半17分、右サイドをオーバーラップした井上がセンタリング。清武が合わせ、連続攻撃につなげるなど見せ場をつくった。広島はほとんど控え組の先発となったが、MF楽山の左サイド突破から何度もチャンスを得た。試合は前半30分に動いた。右CKからMF家長がヘッドで大分が先制。しかし、同39分、広島DF橋内が同点弾。前半は1-1で折り返した。

 大分は堅守の要、DF深谷を後半から起用。態勢を整えたが、結果に結びつかなかった。後半14分、攻守の切り替えが悪く、DF陣がたまらず与えたPKを決められ勝ち越された。だが、ケガから1カ月ぶりの復帰となったエースFWウェズレイが同33分、FKを決めて同点。土壇場で追いついて引き分けた。