<J1:広島2-1東京>◇第9節◇1日◇広島ビ

 W杯最終メンバー当落線上の東京MF石川直宏(28)が、敗戦にも輝きを放った。0-0で迎えた前半17分、FW平山相太(24)のパスを受けると、右サイドを疾走。ペナルティーエリアやや外側で中央に切り返し、左足でシュートを放つと、ボールはクロスバーに直撃した。得点には至らなかったが、「コンパクトに打てたし、シュートを打つ位置もよかった。ああいうところを多くつくりたい」と振り返った。代表発表の10日まで残すは2試合。この日は日本代表の岡田武史監督も視察していたが、「Jの試合の時は、Jのことだけを考えている」と冷静だった。