首位を走る名古屋は16日、新潟戦(17日、東北電ス)に備え愛知・豊田市内で調整した。新潟の本拠地・東北電力スタジアムでは過去公式戦1勝2分け5敗と相性が悪く、リーグでの対戦に限れば1分け5敗で未勝利と、かなり苦手にしている。

 昨季まで新潟に在籍し何度も名古屋の“敵”として立ちはだかってきたDF千代反田充(30)は「新潟が得意としていたというよりは、名古屋の動きが悪かった印象がある。それには暑さも影響していたみたいだけど、もう涼しいですからね」と分析。「向こうで楽しみにしてくれている人、お世話になった人に、しっかりとしたプレーをお見せしたい」と謙虚に勝利への貢献を誓った。

 GK楢崎正剛(34)は、その千代反田を新潟撃破の切り札に指名。「名古屋にとってカベになっていた千代反田が、今年はウチにいる訳ですからね。こっちの武器になってくれるはずで、その有利さが出ると思う」と大きな期待を寄せた。