日本サッカー協会の田嶋幸三副会長が3日、成田空港で取材に応じ、2022年W杯カタール大会の開催時期を夏から冬に移すことを検討している問題について、国際サッカー連盟(FIFA)に経緯の説明を求める文書を送ったと明らかにした。

 日本は米国、オーストラリア、韓国とともに22年大会開催に立候補して敗れた。「夏開催が原則という中、招致活動で多くのお金を使った。22年大会の立候補国には説明が必要」と主張した。

 FIFAは4日の理事会で、22年W杯の開催時期移行を審議する。田嶋副会長は冬開催が決まった場合、他の立候補国と連携して対応策を練る方針も示した。