東京都社会人サッカー連盟3部リーグからJリーグを目指す南葛SC(前葛飾ヴィトアード)の発足会見が14日、東京・葛飾区で行われた。南葛SCは大人気サッカー漫画「キャプテン翼」の主人公・大空翼の所属クラブと同名で、漫画の原作者・高橋陽一氏(53)も出席。後援会長も務めることになった。

 高橋氏は「漫画の中のチームが現実になりうれしい」と目を細め「東東京にプロチームがなくて、下町育ちとしては西東京のチームも応援できなかった。専用グラウンドが出来たらキャプテン翼博物館を造って、翼くん像を立ててもいいですね」と、地元葛飾区のJクラブ誕生に夢を膨らませた。

 一方、クラブの方針にも意見を示し「育成は大事な部分。ここにいる子どもたちは宝ですから」と話し、会場に訪れた約30人の子どもたちに微笑みかけていた。