サッカーの2022年W杯カタール大会の招致活動で、国際サッカー連盟(FIFA)理事だったカタール出身のハマム氏がアフリカ各国のサッカー協会幹部らに総額500万ドル(約5億円)以上を支払っていたと1日付の英紙サンデー・タイムズが報じた。電子メールや文書で明らかになったという。

 カタール招致委は招致活動とハマム氏は無関係と主張している。22年W杯招致には日本も立候補していた。11年FIFA会長選で票の買収を試みたとされる同氏は度重なる倫理規定違反により、12年に永久活動停止処分を受けた。