<J1:名古屋-磐田>◇第20節◇7日◇瑞穂陸

 試合開始前に、センターサークルで急逝した松田直樹さんをしのび、黙とうがささげられた。両チームの先発選手が輪になり、かつてのライバルの冥福を祈った。

 前所属の横浜で長く松田さんとともにプレーした名古屋DF田中隼磨(29)は、1人だけ赤い名古屋のユニホームを脱いで、白いアンダーシャツ姿になった。その背中には松田さんの象徴でもある背番号「3」が。試合では自らの背番号「32」とともに、松田さんの思いも背負って闘った。