Jリーグから財務状況の不安を指摘されているJ2岐阜について、クラブに2千万円を出資する岐阜市の細江茂光市長は24日、定例記者会見で「民間で経営感覚のある人を、早急に経営陣にしてほしい」と発言、今西和男社長ら現経営陣の交代を望む考えを示した。

 細江市長は今西社長について「『経営のプロではない』と言うが、岐阜市や県などからも職員が派遣されており、さまざまな意見が聞けたはず」と話し、岐阜に組織的な経営力や営業力がないことが問題とも指摘した。クラブ側は「経営については財界などと話し合っているが、社長を交代する予定はない」としている。

 民間の経営コンサルタントによる分析などで、岐阜は運転資金が今季終了までに1億5000万円不足することが判明。財界などから資金援助を受けることが決まった。