<ACL:C大阪1-1浦項>◇1次リーグE組◇25日◇浦項(韓国)

 C大阪の日本代表FW柿谷曜一朗(24)が、ACL開幕戦でスーパーゴールを決めた。

 前半11分に、自陣からMF山口蛍(23)が前線へロングパスを送る。それを追った柿谷が、相手DFの裏に飛び出してゴール前へ迫った。

 DF2人を目の前にしながら、2度のフェイントでシュートコースを作り、最後は右足で技ありのループシュートを放った。ボールは鮮やかにゴールへと吸い込まれ、待望の先制弾になった。

 チームは前半は華麗なパス回しで浦項を翻弄(ほんろう)しながらも、追加点を奪えず。逆に後半にゴール前の混戦から同点弾を許し、結果的に1-1で引き分けて敵地で勝利を飾ることはできなかった。

 柿谷は「引き分けで良しとは思っていない。この勝ち点を、次につなげられるよう、次は勝つだけです」と険しい表情だった。

 さらに公式戦デビューを飾ったウルグアイ代表FWフォルランとの連係について問われると、柿谷は「チームとして1ー1という結果を受け止めて、次に生かすだけです。誰が(試合に)出ているとかは関係ない。次勝つだけ。ずっと険しい道が続くので、油断はできない。(次戦)日本でできるアドバンテージを生かしたい」と話すに止めた。

 ACLの次戦は、3月11日に本拠地長居で山東魯能(中国)と対戦する。