<J1:鹿島2-3神戸>◇第8節◇19日◇カシマ

 2位鹿島が、3位神戸との上位対決で痛恨の逆転負けを喫した。ホーム12戦連続負けなし(9勝3分け)だった「お得意さま」から星を取りこぼし、本拠3連敗で暫定4位に落ちた。

 立ち上がりは良かった。前半7分に先制。MFジャイール(25)の左クロスを、ファーサイドにいたMF遠藤康(26)がダイレクトボレー。地面にたたきつけたワンバウンドの球がゴールに突き刺さった。追いつかれて迎えた後半9分もFWダビ(30)が、相手GKがオフサイドだと思いこんで止めたプレーを見逃さず、ボールを奪って無人のゴールに流し込んだ。

 しかし同22分、DF青木剛(31)の退場で同点PKを献上した上、その2分後に決勝点を奪われた。先制点のMF遠藤は「ホームでの大事な試合を勝てないようじゃ…。悔しい」と言葉少なに会場を去った。