横浜の親会社、日産自動車は17日、イングランド・プレミアリーグ王者マンチェスターCなどを保有する持ち株会社シティー・フットボール・グループ(CFG)とグローバル・パートナーシップ契約を結んだと発表した。5年契約で金額は非公表。CFGは5月末、横浜の20%未満の少数株主となっており、今回の提携で関係がより強固になる。

 日産は米国、オーストラリアにもクラブを持つCFGを通じて海外への販売拡大を狙い、横浜への投資にもつなげたい考え。カルロス・ゴーン社長は横浜市内で記者会見し「サッカーに投資してブランドを向上させたい」と述べた。

 CFGはチーム強化、育成面でのノウハウ提供や人事交流、スカウト網共有など横浜との具体的な協力案を練る。フェラン・ソリアーノ最高経営責任者は「日本に長期的にとどまり、横浜、日産を通じて日本サッカーに貢献したい」と語った。