<全日本高校女子サッカー道予選:室蘭大谷3-1道文教大明清>◇20日◇最終日◇滝川河川敷サッカー場

 試合終了のホイッスルが鳴り響くと倒れ込み、泣きじゃくった。創部6年目の室蘭大谷が悲願の初優勝。決勝で92年の第1回大会から16連覇していた道文教大明清を3-1で下し、北海道の高校女子サッカーに新たな歴史をつくった。

 ベンチ前で肩を寄せ合いながら円陣を組むイレブンが抱き合った。前半26分に先制点を決めたDF石井木及美主将(3年)は「言葉にできないぐらい、うれしくて実感がない」と大興奮。「打倒明清」しか頭になかった。初出場した03年から5年連続で決勝で敗れている相手。しかも、公式戦では1度も勝っていない。昨年の卒業生から贈られた色紙には「今年こそ明清に勝って」。この日は悔し涙を流し続けた先輩の気持ちを背負って戦った。今大会8得点のMF福井しほり(2年)は「全国でも、どんどん点を決めて勝ちにいきたい」とさらなる飛躍を誓った。