札幌J2覚悟、来期編成10月判断/J1
<J1:大分3-2札幌>◇第26節◇23日◇鴨池
J2降格への流れが止められない。コンサドーレ札幌はアウェーで大分に2-3で敗れた。後半ロスタイムにMF西大伍(21)のゴールで2-2に追いついたが、試合終了までラスト1プレーで勝ち越しを許した。これで4試合連続3失点、チームはJ1ワーストタイとなる10試合連続未勝利で最下位という危機的状況にある。矢萩竹美社長(58)はこの日、J2降格も視野に入れた来季チームづくりのため、10月上旬には三浦俊也監督(45)の去就を判断する方針であると明かした。
我慢の限界だった。三浦監督は、試合後の記者会見で選手のふがいないプレーに不満をぶちまけた。いつも冷静に試合を振り返ってきた指揮官が、時に早口になり、厳しい表情で話し続けた。
三浦監督 いいゲームをしても勝てない。未熟さがある。2点取って、選手、スタッフ、満足していたら進歩はない。負けたことが問題。3点取られたことが問題。
矛先はDF陣に向いた。後半ロスタイム、MF西の同点ゴールで追いついた直後だった。左CKからのこぼれ球をDF西嶋がマークしていたFW高松に右足でシュートされ、GK佐藤が弾いたところをMFエジミウソンに押し込まれた。試合終了までラスト1プレーの状況からの悲劇。2試合連続で後半ロスタイムに決勝弾を奪われ、4試合連続の3失点。試合後、涙を流したDF坪内は「非常に残念。もう後がない」とショックを隠しきれなかった。
J2に降格した02年と並ぶ、J1でのチームワーストタイの10試合連続未勝利。J1残留の可能性はまた、小さくなった。クラブ側は、来季のJ2降格を見越し、まずは監督人事に着手する。この日、矢萩社長は来季の監督人事について初めて言及した。
矢萩社長 9月を終えてから(強化部と)話をしたい。(三浦監督は)有力候補の1人。監督をころころ代えるのもどうかと思うので。
今季は結果にかかわらず、三浦監督の途中解任はしない。最後まで指揮を任せることに、矢萩社長も異論はない。だが、J1に残留できなかった場合、来季は白紙。10月上旬に矢萩社長が強化部と話し合い、三浦監督に来季続投を要請するか否かを判断することになる。J2降格が現実味を帯びてきたことで、ピッチ外の動きも慌ただしくなってきた。【長島一浩】
[2008年9月24日11時4分 紙面から]
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