来季もシャムスカ・マジックだ。大分のシャムスカ監督(43)が来季続投に合意したことが9日、分かった。クラブ首脳が「監督とは(来季続投で)合意している。来季(のチーム編成)に向けた話し合いも開始している」と明かした。マルセロ・ヘッドコーチ(42)らコーチングスタッフも全員残留する方向だ。

 3年契約の最終年となる来季続投は既定路線だったが、クラブはナビスコ杯決勝初進出に続き、リーグ戦でも優勝争いを演じている手腕を評価。これからタイトル争いの正念場を迎えるが「(残り1年の)契約もあるが、それ以上に監督から『このチームを強くしたい』という気持ちが伝わってきた」(同首脳)と、来季も指揮権を託すことを決め、続投要請を済ませた。

 この日、シャムスカ監督は「ビッグクラブになるために必要なことには参加したい」と、来季のシーズンパス発売会見に出席。「来年はさらに大きな声援をもらって、もっといい成績を残せるようにやっていきたい」と、チームのさらなる飛躍を誓った。ここ2試合勝利から遠ざかっているが、まだまだナビスコ&リーグ2冠を狙える位置にいる。「県民、関係者、選手・スタッフの夢の実現まで1歩手前にきている。ビッグクラブに近づくためにも多くのサポーターにスタジアムに足を運んでもらいたい」と、05年9月の就任以来5シーズン目となる来季のサポートを訴えた。