鹿島の新人FW大迫勇也(18)が28日、プロA契約(年俸480万円以上、初年度は700万円上限)を締結した。入団時の3年契約を更新し、14年1月31日までの4年9カ月という日本代表DF内田の4年6カ月を超える鹿島史上最長の複数年契約を結んだ。

 クラブ幹部が鹿児島県内で大迫の両親と会談。契約内容を確認して合意した。大迫自身は普段から「A契約?

 関係ないっす。寮に住んでいるので、お金は使わないし」と無頓着だが、長期契約はクラブの期待の表れ。クラブ側は将来的に海外移籍の夢を持つ大迫にオファーが来た場合、話し合いの場を持つ意向もある。

 この日、大迫は先発が決定的な29日のホーム神戸戦に備えた練習に参加。25日の山形戦は控えだっただけに「少しでも長く試合に出たいので、結果を出したい」と言い切った。昨季の同時期は過密日程でリーグ戦7戦未勝利と苦戦したが、今季は「大迫力」で1年前の悪夢をぬぐい去る。