コンサドーレ札幌の新戦力、DF石川直樹(23)が、22日のアウェー富山戦で“デビュー”する。20日、札幌・宮の沢で行った紅白戦で、レギュラー組のセンターバックに入った。DF趙が腰の痛みなどでこの日の練習に不参加。石崎監督が「本人が痛いと言うので」と話すように、欠場濃厚となり、白羽の矢が立った。J1柏から15日に加入し、1週間での出場にも「ずっと試合に出たい気持ちだったし、(18日に)草津に負けたので出ることになるかなと思っていた」と心の準備はできている。

 全体練習参加はまだ3日も不安はない。「石さんのサッカーは変わっていないので、分からないというのはない。みんなと話しながらやっていけばさほど問題ないと思う」と言った。練習後もともにランニングした、コンビを組む吉弘は「声をしっかり出してくれるし違和感はない」と同い年のパートナーを歓迎した。

 紅白戦を見守った石崎監督からも「問題なかった」とゴーサインが出た。「自分の中のけじめ」と茶髪を黒髪に変えて臨む1戦、「後ろからチームをサポートしていければ」と勝利に向けた。