浦和フィンケ監督の「発言騒動」が26日、クラブと日本協会のトップ会談で決着した。この日、浦和の橋本光夫社長(60)が都内のJFAハウスを訪れ、同協会の犬飼会長と約3時間会談。7月29日のナビスコ杯準々決勝清水戦第2戦と今月22日広島戦後の会見で、フィンケ監督がペナルティーエリア内でPKを獲得するために「倒れるべきだった」とシミュレーションを奨励するかのような発言をしたことを直接謝罪した。
橋本社長は「私の方から現状を報告しました。会長からは2回目だぞ、と言われた。1回目(の発言内容)について、私の認識がなかったことを謝りました」と話した。前日25日に「誤解を招く発言だった」と自らフィンケ監督を事情聴取し「数々の得点機を生かせなかった怒りが原因で、シミュレーションを奨励するつもりはなかった」という真意を確認。広島戦での同監督の発言を受けて「指導者の資格はない」と激怒していた犬飼会長に説明し、注意喚起する旨を伝えた。
また、橋本社長は会談の席で、クラブの経営状況についても報告。02年から4年間、浦和社長を務めた犬飼会長から「前々社長から真剣なアドバイスをいただいたと思っています。激励のお話をいただいた」という。チームは現在、7年ぶりのリーグ戦6連敗中で7位に後退。協会トップの厳しい視線と期待に応えるためにも、フロントと現場が襟を正して巻き返しを図るしかない。【山下健二郎】




