コンサドーレ札幌が11日、天皇杯2回戦でJFLのガイナーレ鳥取と対戦する。今季リーグ戦は、17日の次節徳島戦次第で昇格が消滅するという状況に追い込まれたが、リーグ戦で低迷した年度の天皇杯は進撃するというデータがある。一発勝負のトーナメントで出直しを図り、3年ぶりの4強を目指す。

 札幌が無欲で突き進む。MF西は「リーグ戦は厳しい状況だが、天皇杯は天皇杯。気持ちを新たに戦うつもり」と言い切った。今季J2は序盤の出遅れが響き現在6位と低迷。J1昇格は困難となったが、天皇杯で勝ち進めばJ1との対戦も控える。チームとしてここまでの成熟度を推し量るには最高の舞台だ。

 進撃を裏付けるデータも後押しする。過去最高の準決勝進出を果たした06年はJ2で6位、04年は同最下位ながら8強に進出。半面、J2優勝した07年は初戦の3回戦でTDK(秋田)に苦杯をなめた。リーグ戦不振の年は比較的、天皇杯にも気持ちを集中しやすく、旋風につなげてきた。

 06年の4強進出に貢献したDF西嶋は「下位リーグ相手でも負ける可能性はある。自分たちのサッカーをして目の前の敵に勝つことだけを考えたい」と気を引き締めた。昨年度、柏を準優勝に導いた石崎監督も、この日初めてPK練習するなど準備を徹底し、ぬかりはない。【永野高輔】