戦力外通告から一夜明けた2日、J1山形MF財前宣之(33)が前日に続き、去就についての明言を避けた。いつも通り練習では軽快な動きを見せたが、練習後に報道陣が近づくと「何も話すことはないよ。まだ(今後について)何も考えていないし、分かんない。ホント、ごめんなさい」と複雑な心境を吐露。9、10日のトライアウトには参加しない方向だという。

 練習前、戦力外通告を受けた7人と、個別面談した小林監督は「ザイ(財前)は『ちょっと考える時間がほしい』といってました。ザイに限らず、何でも相談してくれと伝えました」と明かした。移籍先を探し現役続行か、引退か-。岐路に立たされた財前が、熟慮の末に結論を出す。