日本代表MF本田圭佑(23=VVV)が26日、残留かドイツ移籍かで揺れるC大阪のMF香川真司(20)に「海外移籍のススメ」を説いた。古巣名古屋の練習場(愛知・豊田市)で2日連続の自主トレ。「セレッソの事はリスペクトしたいから」と、慎重に言葉を選びながらも「日本人の選手が(海外に)出て行けるチャンスはそんなにない」と決断を後押しした。

 12月中旬、香川が欧州視察にやって来た際に、フェンロー市内の自宅に招待。直接話をしたという。Jリーグのレベルの割に欧州で日本人選手の評価が低いのは「地理的に遠く離れているため」と持論を展開。「これは日本列島を(欧州の隣に)移動させない限り変わらない。ならば、こちらから近づくしかない」。若くして欧州に挑んだ「先輩」として、経験をもとに熱弁を振るった。【八反

 誠】