今季からJ1に復帰のC大阪が5日、元日本代表のG大阪FW播戸竜二(30)を完全移籍で獲得したと発表した。播戸は11月に自身のブログ上でG大阪退団を発表。当初は仙台など複数クラブと交渉を持ったが、昨年12月上旬に正式オファーが届いたC大阪入団を決断した。背番号はG大阪時代と同じ11番が有力だ。

 播戸入団でMF香川、乾と魅惑のトライアングルが構成される。海外の複数クラブからオファーを受けていた香川は、3日にC大阪残留を決断したばかり。前線に決定力が高く、全員が日本代表経験者という“3トップ”がそろう。3人が流動的にポジションを変える攻撃パターンはC大阪の新しい武器となりそうだ。藤田信良社長(59)は「播戸には精神的支柱としても期待している」と話す。

 播戸はクラブを通じ「今回、僕を必要としてくれたC大阪には感謝している。クラブの力になるため、応援してくださる皆さんの期待に応えるために、熱く強い心で必死に戦っていきたい」とコメントした。G大阪で数々のタイトル獲得に貢献した「浪速の闘魂FW」は、今季からピンク色のユニホームを着て、再スタートを切る。