グアムだヨ!
全員集合。20日から始まるコンサドーレ札幌のグアムキャンプに、25選手全員が参加することが16日、決まった。昨年は高校在学中だったMF古田や、父親の看病中だったMFクライトンらが不参加だったが、今年は別メニュー組も含め、初日からフルメンバーで動きだす。1次キャンプでの全選手参加は06年以来4季ぶりのこと。全員が同じ場から、開幕へ向け、激しいメンバー争いを繰り広げる。
10年石崎札幌は全員で船出する。三上大勝強化部長(38)は「グアム(キャンプ)は全員でスタートします」と話した。途中参加や2次キャンプからの合流など、特例は一切ない。皆が同じスタートに立ち、昇格へ向けての下準備に入る。
昨年はMFクライトンが家庭の事情、DF箕輪がリハビリ中、MF古田が高校の試験と3選手が不在。練習試合は2戦行ったが、石崎監督が核と想定していたクライトン抜きだったため、本格的な布陣のテストができなかった。1次キャンプから全員そろって動きだす今年は、時間をかけてチームづくりが行える。
元日本代表FW中山ら新加入5人を加えての壮絶なレギュラー争いが、グアムで幕を開ける。昨季は外国人4枠(アジア1枠含む)をフルで使ったため、残り7ポジションを日本人で争う状況だったが、今季はFWキリノとDF趙以外の9ポジションが白紙の状況。誰が開幕スタメンを取るか、昨年以上に初日から緊迫感あるキャンプとなる。
負傷からの回復を目指すリハビリ組が全員帯同することも大きい。右ひざ半月板などを昨年9月に手術したMF岡本は、初日からチーム練習に加われる見込み。また昨年末に左肩と右小指を手術したGK佐藤、左かかとの疲労骨折からの復帰を目指すDF趙も、別メニューながら帯同する。本格合流はまだ先も、激しいトレーニングを続けるチームメートと寝食をともにすれば、復帰への意欲をより高めることにもつながる。
石崎監督はグアムでの方針について「まずはフィジカルからとなるが、練習ゲームも可能であれば(昨季より)増やしたい」と話している。現時点で同キャンプ中に予定しているのはJクラブ相手に2~3試合。指揮官がクライトンしか所属選手を知らずに乗り込んだ昨季とは違う。今年は速やかに効率よく完成形に近づけていく。【永野高輔】




