王座奪回を目指す浦和が「スパルタ実戦」で今季開幕に臨む。24日、宮崎市内での10日間の1次キャンプを打ち上げて埼玉へ戻った。1次キャンプでは広島や大学、高校チームと練習試合を計4試合行うなど急ピッチで調整を進めたが、2月中旬の2次キャンプ(鹿児島)でも、同18日の磐田戦など3試合が内定。21日のプレシーズンマッチ徳島戦(鳴門大塚)後も週1回ペースで対外試合を組む予定で、3月のJ開幕まで10試合以上をこなす可能性が出てきた。

 フィンケ監督は「厳しいことを(選手に)求めるのは2次キャンプからになる」と多くの実戦をこなす中で、スタメン選考のふるいにかける方針。広島から加入したMF柏木も「実戦をこなすことで、もっと選手の連係が深まると思う」と歓迎した。昨季は開幕前に12戦を消化し、前半戦は鹿島と首位争いを演じた浦和。密度の濃い準備期間を経て、開幕ダッシュを狙う。