北朝鮮代表に選出されたJ1仙台MF梁勇基(28)が25日、特別メニューで調整した。グアムキャンプを終えると、チームを離れ代表チームへ合流するため、全体練習に加え1時間もハードトレ。「今しんどいことをやらないと。やったことが必ず自分に跳ね返るから」と、自らを追い込んだ。

 心拍数が160を超えると、音の出る装置を身につけた梁。李フィジカルコーチが用意したトレーニングを開始した途端、警告音のような音が鳴りっぱなしだった。大粒の汗を流しながら「(心拍数が)190を超えてました。壊れないように、休みを取りながらやろうと、コーチも言ってくれている」と、梁は満足げな表情を見せた。幼いころ「別世界やった」(梁)というあこがれのW杯。南アのピッチに立つことを目指し、梁の調整ピッチが上がってきた。