札幌が鳥栖討ちから一気にJ2制覇へと駆け上がる。コンサドーレ札幌は7日、佐賀・ベストアメニティスタジアムで開幕鳥栖戦(午後3時)に臨む。石崎信弘監督(51)は5日、スタートダッシュに失敗した昨季の反省を生かし、開幕戦での必勝を誓った。現日本代表監督の岡田武史氏(53)が2年目の指揮を執りJ2優勝した00年は、開幕鳥栖戦勝利で波に乗った。同じ2年目の石崎監督が、同様に開幕勝利を挙げ、J1昇格につなげる。
札幌は、最初から最後まで先頭を突っ走るんじゃ!
7日に迫った開幕鳥栖戦に向け、石崎監督は5日、「開幕戦が大事?
そりゃそうじゃろ。(白星を)取りにいく」と勝利を宣言した。開幕5戦で1勝1分け3敗と出遅れた昨季の二の舞いは踏まない。スタートダッシュを切り、昇格ロードをひた走る。
「神話」を足がかりにする。札幌は開幕戦で鳥栖とは00、06年と2度対戦しているが2勝負けなし。就任2年目の石崎監督には、験のいいデータも後押しする。現日本代表監督の岡田氏は、札幌就任初年度の99年、J2の戦い方に苦戦し5位に沈んだ。だが2年目の00年は開幕鳥栖戦で4―0と大勝し、勢いに乗ってJ2優勝まで駆け上がった。石崎監督にとっても出直しの2年目。鳥栖討ちをきっかけに、クラブ4度目の昇格に結びつける。
2年目の上積みは感じ取っている。指揮官は攻撃面ではFW近藤の加入をポイントに挙げた。「あそこ(近藤)があるからできることも増えた」。昨季は不在だった前線で体を張れるポストプレーヤーが加わったことで、中盤から前線へのパスコースが増え、攻撃に幅ができた。それだけに昨季の平均得点は1・45点も、今季は「1試合平均2(点)はいきたい」と強気の構えをみせた。
守備に関しては「石川が中心になるだろう」と、柏時代から信頼を置く男をキーマンに挙げた。平均失点は昨季の1・19から1・00台への縮小を目指す。2月28日のプレシーズンマッチ大分戦ではカウンターとセットプレーから2失点も、その後の調整で課題の修正は済んだ。あとは選手を信じて送り出すだけだ。
「ゴンちゃんがいるのも大きいよ」と石崎監督は言ったように、経験豊富な中山の加入で、精神的支柱も入った。心技体ともに柱ができた新体制で、昇格という目標に向け、まずは鳥栖撃破を狙う。【永野高輔】



