<ナビスコ杯:浦和1-1磐田>◇31日◇1次リーグB組◇埼玉

 J1磐田は前半13分にMF成岡翔(25)のゴールで先制。そのまま逃げ切るかと思われたが、後半ロスタイム2分、浦和MFポンテに同点弾を浴びてドロー。今季まだ手にしていない白星を逃した。

 磐田がつかみかけていた今季初白星が、土壇場で滑り落ちた。1-0で迎えた後半ロスタイム、一瞬のスキを突かれ同点弾を見舞われた。前半13分のMF成岡の先制点を、最後の最後で守りきれず今季初勝利を逃した。柳下監督は「正直勝ち点3を取れずに、悔しい。選手も相当悔しがっている。その悔しい気持ちがあるうちは成長できると思って次のリーグ戦に向けてやっていきたい」と、声を絞り出した。

 初勝利を目指し、リーグ戦と同じベスト布陣を組んだ。違うのは京都戦(3月27日)の先発からはMF西に代わってMF上田が入ったのみだ。「ナビスコで勝ちたい。勝てばリーグ戦へ弾みをつけられる」と指揮官は、6人を入れ替える浦和とは対照的な策をとった。だが、フレッシュな浦和に対して終盤で裏目に出た。時間が過ぎるだけ運動量が下がり痛恨の失点。MF那須も「後半にいくにつれて、足が止まってしまった」と反省点を口にした。

 この日のメンバー18人の平均年齢は24・06歳。30歳以上の選手不在は、98年5月30日ナビスコ杯V川崎戦(現J2東京V)以来約12年ぶりだ。若手主体のチームが勝負弱さを露呈した。勝利を収めてチームが一番欲しかった自信を植え付けたかっただけに、指揮官も「集中を切らしていたわけではないが、いろんな面で足りない」と悔しがるしかなかった。【栗田成芳】