コンサドーレ札幌の石崎信弘監督(52)が20日、“変動FW制”を導入する方針を固めた。今季は開幕5戦は2トップ、前節柏戦からは初めて1トップに変更した。20日、札幌・宮の沢で行われた戦術練習でも1トップを想定した守備練習を実施。このまま1トップで戦い抜くかと思いきや、答えは違った。

 「1トップ?

 いや、今年はこれという形は決めていかない。いろんな形をやろうと思う」。システムを固定して選手をはめこむのではなく、前線の人数については状況次第で変えられるように幅を持たせる意向だ。

 昇格への執念の裏返しでもある。「去年はある程度、形をつくったが今季は勝つために変える。1つの形だけでは、このチームは勝てない。相手次第で柔軟に変えていくことになる」。昨季は、途中で微調整はあったもののキリノの1トップを原型としてチームをつくってきた。監督2年目の今季は結果を最優先に考え、相手次第で最大の力を発揮できる組み合わせを考えていく。

 今季は近藤、内村、中山と即戦力FW3人を補強も得点は6戦5得点と、決定力アップには結びついていない。現実に即した指揮官の幻惑布陣で、昇格への最短ルートを見いだす。【永野高輔】