ダブルブッキング発生!?

 ナビスコ杯の1次リーグを突破した仙台が、クラブ初の決勝トーナメント(T)進出の余波を思わぬ形で受けている。磐田との準々決勝は第1戦(9月1日)がアウェー、第2戦(8日)がホーム開催。しかし同日、本拠地ユアテックスタジアム仙台(泉区)では、すでに別の公式戦が予定されていたのだ。

 同所の試合日程表には、8日午後7時から仙台杯国際ユース開幕戦「U-19(19歳以下)日本代表対U-19フランス代表」が入っている。一方、Jリーグ公式サイトのスタジアム欄には「ユアスタ」とバッチリ明記されている。一体どっちなの?

 仙台フロントは「現段階では未定」。仙台杯の実行委員会も「検討中」としているが、関係者によると、仙台杯の開幕戦を9日にスライドする方向で調整中という。同日、宮城スタジアムは利用可能だが、仙台杯を異例の1日2試合にして対応するもようだ。

 10年で8回目を迎える仙台杯の日程変更は初めて。W杯南アフリカ大会のカメルーン戦で決勝点を奪った日本代表MF本田も04年に参加した登竜門の大会。それを動かしてでも、地元クラブの勝利を最優先する。(ちなみに準決勝=第1戦ホーム、9月29日=は問題ありません)。【木下淳】