コンサドーレ札幌のFW中山雅史(43)が3日、札幌・東区で行われたクラブ主催のジュニアスクールで「特別講師」を務めた。札幌加入後、道内の子どもたちに直接指導を行うのは初めて。約2時間、集まった200人の小学生相手に熱い“ゴンイズム”を注入した。

 誰が相手でも本気だった。FW内村、MF朴、GK曵地らとチームを組み、ミニゲーム開始早々、いきなりドリブル突破。小学校低学年の“プチJリーガー”相手に、左足で強烈なシュートを見舞った。あいさつ代わりの1発が北海道初となる“ゴン道場”開始のゴングだった。

 「子ども相手でも容赦しませんからね」と保護者の笑いを誘いながらループ、ボレー、ヘッド、オーバーヘッドとゴンゴールを量産した。「ミニゲームでも簡単に負けられないということ。悔しいと思って、もっと練習しようという気持ちになってくれたら」。手抜きゼロの“ムチ”は愛情の裏返しでもあった。

 自身も、少年時代にセルジオ越後氏(日刊スポーツ評論家)のサッカー教室に参加したことが刺激になったという。「みんなもいっぱい練習して、大きくなったらコンサドーレを強くしてください」。“ゴン先生”の教えを受けた道産子たちが近い将来、日の丸を背負い世界のピッチを駆け回っているかもしれない。【永野高輔】