仙台MF梁勇基(28)が好相性の故郷大阪で、史上初のミッドフィルダー得点王へのろしを上げる。今季11得点で得点ランキング5位タイ。トップの名古屋FWケネディ(28)を4点差で追っている。本人は「無理っしょ」と笑うが、23日のアウェーC大阪戦(金鳥スタ)は量産のチャンス。大阪のピッチに立った過去6戦で4得点3アシストの成績を残しており、得意の地元で弾みをつける。
残り8試合で4点差-。史上初のMF得点王に向けて、意欲を聞かれた梁は「無理っしょ」と即答。「無理、無理。意識したことないし、無理って100個くらい新聞に書いといて」と笑った。だが、得点は「多ければ多いほどいい」。最近6戦5発の決定力でも満足しない梁の、この日の居残りシュート練習は約30
分間。強烈なシュートが手倉森監督の愛車を直撃するなど、力が有り余っている。
得点ランキング3位でも快挙だ。Jリーグ17年間の歴史で、MFが3位に入ったのは94年のベッチーニョ(平塚=24点)、95年のビスコンティ(横浜M=27点)、00年の柳想鉄(横浜=17点)の3人しかいない。
その得点を量産する絶好機が今週末にある。04年のプロ入り後、梁がガンバ&セレッソと対戦したのはホーム7試合、アウェー6試合。本拠地では計1得点0アシストの成績だが、大阪で試合をすると4得点3アシストと飛躍的に伸びる。「家族や地元の友人が多く応援に来てくれるから燃えるのかも」。金鳥スタがある長居公園は阪南大時代に活躍した場所。慣れ親しんだ故郷は自然と力が出る。
今季のMF1位の11得点について「ラッキーなゴールもあるけど、しっかりチャンスで決められている。いい形で自分のところにボールが回ってくる流れを感じる」と自己分析。その上で「『調子がいいのは今だけ』と言われないようコンスタントに点を取りたい」と今季終了まで走り切る。
当日は両親や親せき、友人ら20人以上が応援に駆けつける。自らの得点でチームを勝利に導き、笑顔で試合後の関係者あいさつに向かうつもりだ。【木下淳】



