佑ちゃんフィーバーに負けていられない。コンサドーレ札幌の番長FW中山雅史(43)が、プロ野球ドラフト会議で日本ハムが交渉権を得た早大・斎藤佑樹投手(22)に刺激を受けた。29日の練習後、同じ北海道のプロチームとして「野球の盛り上がりに負けないよう残り7試合頑張りたい」と話すなど、発奮材料にするつもりだ。

 厳しい状況だからこそ、何事も力に変えていくのがゴン流だ。「ドラフト?

 斎藤君だよね。北海道が盛り上がるといいよね。でも僕らもそれに負けないようにしないと」。野球界の若きヒーローが北海道にやってくる。同じ札幌を拠点とするチームで戦う仲間として、歓迎するとともに自分へのカンフル剤に変えた。

 チームは31日の次節草津戦では引き分け以下、勝っても3位福岡の勝利で昇格消滅が決まってしまうというがけっぷち。それでも「ここ数試合は内容も良くなっている。続いていけば自分たちの力になる」と前向きだ。今季厚別最終戦に向け、43歳の闘志は佑ちゃん以上に燃えている。