J2札幌のルーキーFW三上陽輔(18)が、ホーム不敗神話継続でチームを勝利に導く。チームは20日、札幌宮の沢で戦術練習などを行った。23日の湘南戦(札幌ドーム)で先発1トップが濃厚な三上はこの日も主力組に入った。FW内村の負傷もあり新人FWにかかる期待は高いが、ホーム戦出場時は4勝1分けと無敗の18歳が、今季初白星を呼び込む。
三上が吹っ切れた。この日の10対10の戦術練習では迷いなくゴールへ突進。石崎信弘監督(53)も「今日の三上はちゅうちょがなかった。いい動きをしていたね」と評価した。先週まではミスが多く「壁にぶつかったのかな」と心配していたが、ホーム開幕3日前にして先発1トップ起用にメドが立った。
三上自身も手応えを感じている。この日の午後練習前、16日の北海道教大岩見沢戦のDVDを見て気づいたことがあった。「自分の動きが分かりにくかった。前でボールを収めるところ、あきらめてDF裏を狙うなどメリハリも必要と感じた」。1トップとして真ん中で、どっしり構えることも大事だが、無理にそこに固執していたことがミスにつながっていた。
目前に迫ったリーグ再開初戦へ向け、気持ちの整理がついた。「いい意味でサボることも大事だと。そう考えることで自分的にも吹っ切れた部分がある」。プロ初任給で実家に食卓テーブルを贈ることを決めたが、さらに勝利給で食器もそろえる恩返し第2弾も構想中だ。昨季5月30日富山戦からホーム不敗の強運ルーキー。「90分とか計算しない。スタートから全開でいく」と今季初陣から爆走する覚悟だ。【永野高輔】



