<全日本女子選手権:INAC神戸1-0早大>◇3回戦◇17日◇広島スタジアム
連覇を狙うINAC神戸が早大を僅差で破り初戦を突破、8強入りを果たした。MF沢穂希(33)らベストメンバーのINAC神戸だったが、捨て身の早大に思うように突破できず、セットプレーからのわずか1点に抑え込まれた。
試合終了のホイッスルに、誰も喜びの表情を浮かべなかった。圧倒的な強さでリーグを初制覇し、なでしこジャパン7人を抱える王者が学生相手にセットプレーからのわずか1得点。
女王・沢も淡々と振り返るしかなかった。「選手権の初戦はいつもこんな感じ。“勝ちたい”という気持ちが自分たちの方が劣っていた」。下克上を狙った早大の精神力をたたえた。左サイドで珍しく抑え込まれたFW川澄も表情はさえなかった。「自分のプレーは良くなかったと思います」。そこに川澄スマイルはなかった。
それでも連覇に向けまずは初戦を突破、8強に駒を進めた。川澄は「結果がすべてなので、今日は勝てて良かった。トーナメントなので負けたら終わり。“最後は国立で戦いたい”という気持ちを思い出して戦いたい」。次はリーグ8位のAS狭山(23日・三木)。初心を取り戻した常勝軍団が次こそ圧勝を狙う。【土谷美樹】




