2連覇を狙うパリ・サンジェルマン(フランス)がアウェーでバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)と1-1で引き分け、2戦合計6-5で2年連続3度目となる決勝進出を決めた。

1点を争う好勝負の中、ハンドの判定を巡り会場が騒然とする出来事があった。

前半31分、パリSGのMFビティーニャが自陣ペナルティーエリア内からクリアしたボールが、すぐ前にいたMFジョアン・ネベスの広げた手に当たった。ピニェイロ主審は笛を吹かず、VAR介入もなくハンド判定はならなかった。図らずもプレーに関わった2選手と主審の3人がポルトガル人という偶然も重なった。

SNSでは「大スキャンダル」という言葉が浮上。ただ正当な判断だった。

これは味方選手がプレーしたボールが味方選手の手に意図せず当たった場合は、ハンドが適用されないというルールに基づくもの。

それでも一般的に広く認識されているものでなく、Bミュンヘンのコンパニー監督や選手、会場のファンたちはピニェイロ主審の判定に怒りをあらわにし、猛抗議した。

ただ、ここまでBミュンヘン側が猛抗議したのには前段があった。

2分前の前半29分に起きたプレー。中盤からルーズボールを拾った右DFライマーが突破を図ろうとした際、パリSGの左DFヌーノ・メンデスが広げた右腕の下部分にボールが当たって止まっていた。

ちょうどBミュンヘンのベンチ前でコンパニー監督はこの場面を近くで見ていた。ライマーもすぐに「ハンドだ」とアピールしたが、認められなかった。

その直後に今度はエリア内でネベスの手に当たったのだから、会場のボルテージは一気に高まった。

試合中はスタンドから物が投げ込まれる場面が多く、拮抗した好ゲームに水を差した。