<プレナスなでしこリーグ:日テレ2-0千葉レディース>◇第7節◇4日◇東京・多摩市陸上競技場

 素性を明かさぬスーパー女子大生がゲームを支配した。リーグ2位の日テレ・ベレーザは、3月のアルガルベ杯でなでしこジャパンデビューを果たしたFW田中美南(19)が1得点1アシスト。後半36分、DF岩清水からの縦パスに反応してゴール前へ抜け出すと、右足で押し込んで均衡を破った。4分後には、GKと1対1の絶好機だったがFW籾木へパス。「周りがよく見えていたし、もみちゃん(籾木)の方が確実だと思った」。抜群の決定力と判断力で試合を決めた。

 4月から駒沢女子大に通う。友人のほとんどが「あの田中美南」だと気付いていない。「自分からも当然言いません」。まるで覆面レスラーのように平凡な学生生活を送っている。先月28日の誕生日はチームメートだけではなく、大学の仲間にも祝ってもらった。12日の次節はMF澤らを擁する首位INAC神戸戦。「負けてばかり。阻止したい」とスター軍団撃破を誓った。