INAC神戸が来季以降、所属選手全員とプロ契約を結ぶ構想があることが8日、分かった。文会長が「より強いプロ意識を持ってもらうためには、全員をプロ登録したほうがいい」と明かした。

 今季、INAC神戸でプロ契約を結んでいるのは、MF澤、GK海堀とFWゴーベルヤネズ、MFチ・ソヨン、DFベッキーの計5人。FW川澄ら残りの選手も全員がサッカーに専念し、事実上プロとしてプレーするが、確定申告などピッチ外の雑務をクラブが面倒見られるよう、INAC神戸運営会社の社員扱いだった。

 今後は、クラブ側が税理士や契約交渉時の代理人を紹介。全選手とプロ契約を結び、国内の女子クラブでは初の完全プロ化を目指していくことになりそうだ。