J2札幌が17日、女子サッカーチームを発足させることを発表した。運営母体は2月に設立した総合型地域スポーツクラブ「コンサドーレ北海道スポーツクラブ」となる。まず15歳以下の選手を公募で集め、来年3月の始動を目指す。監督は現在ジュニアスクールコーチの宗像訓子氏(38)が就任する。早ければ16年の北海道女子リーグに参戦。将来的には日本のトップリーグとなるなでしこリーグ昇格を目標に、強化を図る。

 札幌がアカデミー指導のノウハウを生かし、今度は女子の普及活動を行っていく。同クラブ担当者は「北海道の女子のレベルアップにつながれば」と話した。現在の小学6年~中学2年までを対象に、2月8日から2回に分けて札幌市内でセレクションを行い、25人前後の選手を集める。

 3月上旬に選手を発表し、チーム登録。初年度はU-15チームとして4月以降の道内女子大会に出場し、16年の道リーグ参加につなげる。元札幌FWでアドバイザリースタッフの吉原宏太氏(35)も巡回コーチを務める方向で調整中。最短で19年のなでしこリーグ1部昇格が可能も、担当者は「じっくり育てて、5年後をメドにトップリーグを目指せたら」と話しており、20年東京五輪までのトップリーグ昇格に照準を定めている。