名選手のレアユニホームに驚きの鑑定結果が出た。J2東京Vが東日本大震災の復興支援のため、ネット上でチャリティーオークションを開催。OBの都並敏史氏(49)が93年の「ドーハの悲劇」の際に使用した日本代表ユニホームと、同年に、主にFWカズ(現横浜FC)が着用していた背番号11のユニホームが、合わせて100万円以上で落札されていたことが25日、分かった。全額が義援金として被災地に送られる。

 東京Vは4月初旬、ホームページ上で「ヴィンテージオークション」をスタート。初回の設定金額はなく、今月10日の締め切りまでの約1カ月、多くの入札があった。クラブが誇る2つの「お宝」に、想像以上の高値がついた。

 1つは、都並氏がW杯米国大会出場を目指した93年に使用した背番号6の日本代表ユニホーム。くしくも背番号にちなんで、66万円で落札された。都並氏は当時、左足の故障のためピッチに立つことはなかったが、本大会初出場をあと1歩で逃した、あの「ドーハの悲劇」を経験した思い出深い一品。「自分のユニホームにそこまでの価値があるのかは分かりませんが、少しでも多くの義援金をと考えてくださり、多額のお金を出していただいて、本当にありがたく思います」と感謝した。

 もう1つは、クラブがV川崎時代に、リーグ初優勝を飾った93年当時の背番号11のユニホームで、37万9000円で落札された。当時は背番号変動制だったが、主にカズが着用したことで知られる。クラブの黄金期を支えた2人の名プレーヤーの戦闘服に、合わせて103万9000円の値がついた。

 クラブはファンドレイジング(寄付金集め)サイト「ジャスト・ギビング・ジャパン」に登録し、サポーターらから寄付金を募っており、25日時点で約16万円が集まっている。サッカーの力で、復興支援を続ける。【由本裕貴】