“二百戦錬磨”のコンゴールで昇格圏を死守する。J2札幌は今日2日、国立競技場で横浜FCと対戦する。今季5得点でチーム得点2位のFW近藤祐介(26)は開幕から28試合連続出場が濃厚だ。札幌は現在2位ながら、5位までは勝ち点3差の混戦。負ければ一気に6位転落の可能性もある。公式戦通算200試合目となる近藤の一撃で勝ち点3を奪取し、昇格圏内に踏みとどまる。
“猛牛”の1発で横浜FCを粉砕する。直前調整となった1日のミニゲームでは、左右両足から強烈なシュートを連発。21日の東京V戦以来2戦ぶり得点へ近藤は「最初に自分がシュートを打ってリズムをつくりたい。枠を狙って。そこで決めればいい流れに持って行ける」と意気込んだ。
今季はファーストシュートをノルマに掲げており、6月4日の大分戦(大銀)でも開始12分の左サイドからの一撃が決勝点となった。あいさつ代わり弾がゴールラッシュへの合図。そこからはライバルでもある同期との点取り合戦だ。チームトップの内村とは1点差に迫っており「しっかり取ってウッチー(内村)に追いつかないと」とチーム内競争も刺激に変える。
リーグ、天皇杯、ナビスコ杯を合わせたプロ通算出場数は199。節目の200戦目が聖地国立だ。東京出身とあり両親も観戦を予定している。6月4日の大分戦では石崎監督就任100試合目で決勝弾を決めた。21日の東京V戦では札幌ドーム150号を決めたメモリアル男が、今度は自身の節目を飾りにいく。
横浜FC戦は勝利の女神でもある長女・祐恵愛ちゃん(1)の“敵討ち”でもある。5月からホームゲームは愛娘と一緒に入場してきたが唯一、土をつけられたのが室蘭入江で行われた6月12日の同戦だった。「1回負けた相手に2度負けてはいけない。とにかく勝たないと」。娘のリベンジのためにも爆走する。
現在勝ち点50で2位に付けるが油断は禁物だ。5位千葉が47におり、横浜FC戦に敗れれば昇格圏外どころか得失点差で6位後退の可能性もある。勝負どころだからこそ日本人離れした近藤の突進力が必要だ。後ろに位置する右サイドバック高木純は「近藤には“取扱注意”のシールが貼ってありますから」と言う。着火したら誰も止められない近藤バズーカで勢いを付け、今季最多7試合の熱闘10月戦線を勝ち抜く。【永野高輔】



